我が子の違和感、原因は“心の病気”かも。症状や向き合い方について解説

ぬいぐるみとテレビを見る子供

健康というと、多くの方はまず“身体”の健康を思い浮かべるでしょう。しかし、健康の中には“心”の健康も含まれます。どれだけ体調に問題がなくても、心に問題を抱えている状態では健康とは言えません。心が不健康な場合、体調不良に繋がるケースもあります。

心の健康には、大人だけではなく、子どもも悩まされています。しかし、子どもは自分では“心の病気”に気づくことが難しいでしょう。お父さんやお母さん、周りの人が気づいて、適切なケアをしてあげなければなりません。

心の病気を抱えている子どもに多い症状

心の病気を抱えている子どもは、ある程度同じような症状が見られる傾向があります。

例えば、笑うことが少なくなり、表情が乏しくなります。一方、イライラしたり、泣いたりと、負の感情が表に現れやすくなる子もいます。

また、いろいろなことに関して、取り組むことを億劫がることが多くなります。勉強だけではなく、遊びにも消極的になった場合は注意が必要です。

この他、頭痛や腹痛、倦怠感など、身体的な症状が見られることもあります。

具体的な症状には気づけなくても、心の病気を抱えた子どもを見ていると、“これまでとは違う”という違和感が生じることも多々あります。何かしらのサインがあるため、見逃さないよう、常に子どもに気を配ってあげてください。

心の病気を疑った時の向き合い方

子どもが心の病気かもしれない。そんなふうに感じたら、まず子どもの気持ちを聞くことから始めることが大切です。子どもの悩みを解決できる具体的な案が出なくても、話すだけで気持ちが晴れることがあります。「話を聞いてくれる人がいる」と、子どもに安心感を与えられる効果もあります。

ただし、話をしてくれないからと言って、無理に聞き出そうとするのは逆効果です。あくまで自分から話してくれるように、「聞く姿勢」を整えておきます。

また、話を聞く時は他の作業をしている手を止めて、子どもと向き合い、しっかりと目を合わせましょう。「話を聞いていること」を態度に出してあげることで、子どもの安心感に繋がります。

子どもの心の病気、どこに相談する?

子供を診察する医師我が子に心の病気の症状が見えると、親御さんとしても不安になるでしょう。下手に接して、却って悪化させてしまっては…と考えてしまう方もいると思います。

子どもの心の病気に関して、不安や疑問が生じたら、小児心療内科に行きましょう。小児心療内科は、心の病気を抱え、生活に支障が出ている子どもの診断や治療をする診療科です。まだ身体的な症状が表れていなくても、相談に乗ってくれるケースが多いです。

小児心療内科があるこちらの川口市の小児科は、子どもの心について、相談に乗ってくれる病院の1つです。患者さんの「声」に耳を傾けてくれる専門医が、適切な診断や治療をしてくれます。初診はインターネットによる予約が必要なので、川口市付近にお住まいの方で、受診を検討している場合は、ホームページからご予約ください。